イベントレポート
予想以上の速さに一同びっくり!?
予選では1分10秒台の好タイムも飛び出した
まず午前中に行われた予選で、早くも新型ロードスターのポテンシャルの高さを実感します。ポールポジションを獲得した「Tipo&AiR」チームのタイムは1分10秒503。旧型で行われた昨年のポールタイムが1分13秒085ですから2秒半は速くなっているということです。しかもドライバーの多くは、このイベントがロードスター初体験で慣れているとはいえない状態ですから、いかに新型ロードスターが進化しているかがわかるというもの。ちなみに予選トップタイムを叩き出した壷林貴也選手は「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」全体を通してのトップタイムとなります。もっともトップ3台が1分10秒台、さらに1分11秒台を出したのが15チームというワンメイクらしい拮抗した予選。決勝でのつばぜり合いが楽しみです。
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ル・マン式スタートで4時間の戦いがスタート
予選タイム順にピットレーンにそって前から並べられた26台の新型ロードスター。いよいよ4時間耐久レースのスタートです。でも、その前に行われるのが毎年恒例の開幕セレモニー。メインストレートに設けられたお立ち台に各チームのドライバーが上がり、決勝へ向けての熱い思いを語ります。今年は新型ロードスターで行われる初めてのレースということもあって、例年以上にドライバーたちはヒートアップ。その熱いコメントにスタンドのギャラリーも盛り上がっていきます。そして午後4時、スタート。スタンド側からピットレーンに向けてドライバーが走っていくという恒例のル・マン式スタートで4時間の戦いの幕が切って落とされました。
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めまぐるしく順位の変わるバトルを展開!
スタート直後の第一コーナーにトップで飛び込んできたのは予選トップの「Tipo&AiR」チーム。ですが早くも2周目にはトップが入れ替わるなど、26台がコース上の各所で激しく、かつクリーンなバトルを繰り広げます。まさに目の離せない展開で、ギャラリーの視線は釘付け。とはいえ今回の規則では使える燃料は全部で110リットル、タイヤ交換も1本だけと限定されていますから、ただ速く走ればいいというものでありません。4時間を走り切ることを考えて、ペースをコントロールすることも重要です。またドライバーの連続走行も一回につき50分となっていますから、ドライバー交替のタイミングを見計らうことも重要なレースなのです。
ですが、新型ロードスターの走りが楽しいあまりに時間を忘れてしまい、規定時間を越えて走ってしまったドライバーもいたというほど。そんなアットホームな雰囲気もメディア対抗4時間耐久レースの魅力です。そして午後5時半には“LIGHT ON”のサインが出され、全車がヘッドライトを点灯。夕暮れの筑波サーキットを26台の新型ロードスターが駆け抜けていきます。ここでギャラリーの注目を集めたのが陽気な「オーストラリア」チーム。本国でレースに参戦しているという経験豊富なドライバーたちはコーナーへの進入も激しく、ブレーキローターは真っ赤になっているほど。暗くなったサーキットで一際目立っていました。
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